妊娠中に「逆子ですね」と言われるとちょっと心配になりますよね。
妊婦さんが逆子と言われたことがある割合って全体の5割ほどだそうです。
最終的には3~5%の妊婦さんが逆子のまま出産を迎えているとのこと。
そして、私の場合もがっつり逆子でした。
逆子で悩んで、いろいろな治療法を試して、最終的に逆子が治った体験談です。
目次
私の逆子治療の体験談
妊娠27週目~逆子だと言われる~
7ヶ月目の末も末、妊娠27週目。
このときの検診で逆子だと初めて言われました。
ただまあ、産院の先生は「まだまだ動くだろうから心配しないで様子を見てていいよ」と
通常は28週目過ぎくらいには頭を下に向けた体制になるになるようです。
妊娠29週目~逆子体操&鍼灸治療~
その後の検診でも以前頭を上に向けたままのわが子。
29週目を目前に、お腹の張りに気をつけながらを条件に(早産しかけて入院していたあとだったんです…)逆子体操をするようにと指導を受けました。
逆子体操
逆子体操とは、両肘をついてそこに顔を乗せ、できる限り胸を床につけて腰は反るようにし、お尻を高く突き上げる格好を約5分。
この体勢の後にお腹の子供が回れそうな方を下にして横になって休むといったものです。
(※早産の恐れがある場合など大変危険でなので、医師の指示なくこの体操を行うことはやめたほうがよいです!)
少し前に早産しかけていた私の場合はやっぱりお腹が張ったら即中止。
要は、この姿勢をとることで
・子宮が逆さまに近い状態になる。
・骨盤にはまっている赤ちゃんのお尻がちょっと動きやすくなる。
そのまま頭を上げずに赤ちゃんが正面向いている側を下に横になると、
・子宮に沿って動いてくれて頭が下になる
ということを期待する感じです。
5分なんて何てことないかと思いきや、これが結構きつい!!
息苦しいし手は痺れるしお腹は重いし。
それでも頑張って続けていましたが…一向に直らず。
鍼とお灸治療
逆子体操の効果がなかなか見られなかったので、産院の紹介で鍼灸院の治療も並行して受けることになりました。
先生曰く、お灸も逆子治療に効果があるからとのこと。
→【参考】逆子はツボ押しで治るの?やり方は?至陰と三陰交の場所はどこ?(こそだてハック)
鍼灸院に行き、さっそく逆子に効くという足やお腹のツボに鍼を打ち、その鍼に沿ってお灸を据えてもらいました。
特に、逆子に効くらしい足の小指の爪の付け根にお灸をガンガンやっていきます。
…ヤバい!くっそ熱い!!しかも何度も据えていく!!!
ちょ、ちょっと待って!これ、普通に火傷するんじゃない!?ってくらい。
熱すぎて「うがっ!あっつっ!!!」と堪らず声をあげてたら笑われました(笑)
んで、背中も凝っていたようでそちらにも鍼とお灸。
血行が良くなるらしく、背中を治療するとお腹の子も良く動く感じ。
「家でも自分でお灸をやってください」とのことで鍼灸院でお灸を買って帰りました。
(その後、「ドラッグストアで売ってるせんねん灸でも大丈夫」とのことだったんで、その後はせんねん灸を使いました)
鍼灸の治療代としては、一回で4000円ほどがかかりましたね。地味にきつい。。
鍼灸院で、冷えも逆子の原因になると教えてもらいました。
体を冷やす食べ物は極力控え、体を温める食材を摂るようにも心がけました。
人によるけれども、5回くらいの鍼灸治療までに治る方が多いとの情報もいただいたのですが。
私の場合はまっっっったく効果が出ず直りませんでした…。
妊娠34週目~スターゲイザーポジション?~
結局34週目を迎えても逆子のまま。
ひと月ちょっと色々試してみたのに、結局どれも効果が出ず…。
ただ、熟練の腕を持つ先生からは、
「逆子のままでも、赤ちゃんの体勢がよくて、条件も大丈夫ならば自然分娩できなくもないよ」
と言われました。ん~、なるほどぅ。。
いかんせん我が子は顔をひねって空を見上げるかのように上を向いている格好が落ち着くよう…。
「この格好はスターゲイザーポジション(星を見る人)って言うんだよ」
と先生に言われて、「え、ちょっと、わが子、スピッツみたいでかっこいいじゃん!」とその時は思ったんですけど…。
ある日、ググっても全然出ないことがわかったんで、「こりゃ一杯食わされたんか!?」と未だにモヤモヤしています…(;´Д`)
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今の状態の体勢では分娩時に赤ちゃん自身が力を込めることが難しいらしく、下からのお産は危険すぎるとのこと。
とりあえず35週の検診で、この先のことを話し合うことになりました。
帝王切開か外回転術、どっちを選択するか…。
まあ、このころになると、夫婦間で別に帝王切開でもいいよねと話し合っていました。
とにかく赤ちゃんが無事に生まれてきてくれることが一番です。
「帝王切開の場合、今後二人目、三人目を産むときに再度帝王切開になる可能性が非常に高くなる」
「そうなると母体にも負担を強いてしまう」
以上の理由から、先生としては簡単に帝王切開で!とは決めたくないとのことでした。
母親側も、赤ちゃん側もとてもよく考えてくれる先生で本当にありがたい( ;∀;)
そしてまずは外回転術してみよう、となりました。
外回転術
ざっくりとですが、外回転術とは超音波で赤ちゃんの向きなどを確認しながら、お腹の外側から手で赤ちゃんの向きを回転させる方法です。
私の通っていた産院の先生によると、今までの成功率は80パーセントで、回転できずに出血などの問題が起きて帝王切開になった例が2件。
成功率としては全国的にかなり高いと言われました。
ネットなどで調べていた情報では、出血や破水などのリスクもあるということだったので心配してました。
何があってもすぐに対応できるよう、帝王切開の準備を並行して整えた上で施術するとのこと。
外回転も無理に行うことはせず、少しずつ様子を見ながら進める。
赤ちゃんが回れなかったり回る気配がないようならば中止、帝王切開にするということで話がまとまりました。
外回転の予定日は37週5日目。
発育もよく、その頃には2500グラムも超えて大丈夫だろうということで、もし回転できなかった場合はその日に帝王切開で出産。
もしかするとその日が出産日になるかもしれないのでドキドキでした。
さて、実際の外回転術はどんなものだったか!!はまた改めてお話しさせていただきます。